小説の浮かぶ空

日々読んでいく小説の感想を自由気ままに綴っていきます。

盤上の敵  北村薫 著

 

盤上の敵 (講談社文庫)

盤上の敵 (講談社文庫)

 

 

あらすじ

”我が家に猟銃を持った殺人犯が立てこもり、妻・友貴子が人質にされた。警察とワイドショーのカメラに包囲され、「公然の密室」と化したマイホーム!末永純一は妻を無事に救出するため、警察を出し抜き犯人と交渉を始める。はたして純一は犯人に王手をかけることができるのか?誰もが驚く北村マジック!!”

 

The First Line

”そういわれた時に、章一郎は、糸を付けた空き缶を思い出した。”

 

北村薫著、「盤上の敵」を読みました。

 

 

「円柴さんと私シリーズ」からの期待感。

2つの軸がどう交わるか気にしつつ読んだけれど、正直拍子抜け。トリックが分かったとき、なるほどとは思ったけどまぁ散らばった。何が本筋かわからんくなって、飽きてきた。

メディアが小説の設定にあると大抵いまいちな気がする。過去に読んだ小説を振り返って。

興味深い情報を流そうと必死になるんはいいけど、それで倫理や人権に反するんはいかがなものかと僕は現代のメディアに物申す。メディアにおいては、常識は一切通じない。あまりにも流行に集中しすぎて周りが見えてなさすぎる。まぁ小説の内容とそない関係ないけれども。

 

僕はチェスの駒やったらルークが好きかな。

 

 

好み: ★☆☆☆☆☆