小説の浮かぶ空

日々読んでいく小説の感想を自由気ままに綴っていきます。

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実 真梨幸子 著

あらすじ “一本の電話に月刊グローブ編集部は騒然となった。男女数名を凄絶なリンチの末に殺した罪で起訴されるも無罪判決を勝ち取った下田健太。その母・茂子が独占取材を応じるという。茂子は稀代の殺人鬼として死刑となったフジコの育ての親でもあった。…

公開処刑人森のくまさん 堀内公太郎 著

あらすじ “公開処刑人「森のくまさん」。犯行声明をネットに公表する連続殺人鬼だ。捜査本部は血眼で犯人を追うが、それを嘲笑うかのように惨殺は繰り返され、世間は騒然となる。殺されたのはレイプ常習犯やいじめを助長する鬼畜教師など、指弾されても仕方…

国道沿いのファミレス 畑野智美 著

あらすじ 佐藤善幸、外食チェーンの正社員。身に覚えのない女性問題が原因で左遷された先は、6年半一度も帰っていなかった故郷の町にある店舗だった。淡々と過ごそうとする善幸だが、癖のある同僚たち、女にだらしない父親、恋人の過去、親友の結婚問題など…

黄金色の祈り 西澤保彦 著

あらすじ 他人の目を気にし、人をうらやみ、成功することばかり考えている「僕」は、高校卒業後、アメリカの大学に留学するが、いつしか社会から脱落していく。しかし、人生における一発逆転を狙って、ついに小説家デビュー。かつての級友の死を題材に小説を…

キケン 有川浩 著

あらすじ “ごく一般的な工科大学である成南電気工科大学のサークル「機械制御研究部」、略称【キケン】。部長・上野、副部長・大神の二人に率いられたこの集団は、日々繰り広げられる、人間の所行とは思えない事件、犯罪スレスレの実験や破壊的行為から、キ…