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小説の浮かぶ空

日々読んでいく小説の感想を自由気ままに綴っていきます。

地下鉄に乗って  浅田次郎 著

浅田次郎
あらすじ

”永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは三十年前の風景。ワンマンな父に反発し自殺した兄が現れた。さらに満州に出征する父を目撃し、また戦後闇市で精力的に商いに励む父に出会う。だが封印された”過去”に行ったため……。思わず涙がこぼれ落ちる感動の浅田ワールド。吉田英治文学新人賞に輝く名作。”

 

The First Line

”町に地下鉄がやって来た日のことを、真次は克明に覚えている。”

 

浅田次郎著、『地下鉄に乗って』を読みました。

 

 

今の40代ぐらいの人が読んだらきっと涙がこぼれ落ちるであろう内容の小説。

ワンマンな父に振り回され、反面教師としつつもそれに似ていることに気づく息子。そして父の過去を知り、その今までに見たことのない一面を知った息子。父という存在の偉大さに気づく年齢になって初めて理解できるのかな。

正直、話がまとまっていなくて僕にはよくわからなかった。地下鉄に一貫してほしいのになぜか夢が出てくるし、父と息子に焦点を当ててほしいのに途中から禁断の愛が入ってくるし。いろんな要素があってそれはそれで良いのかもしれないけれど、僕はあまり好まない。

戦中戦後の時代は大変だったと思うけれど、なぜかそのころへの憧れがある。闇市行ってみたい。実際買い物はしたくないけれど。そんな、不自由でごちゃごちゃしていた昭和の雰囲気にとても興味がある。

東京行って地下鉄乗って、階段上がったら別世界に行けたなんて物語、起こらないかな。

 

 

好み:★☆☆☆☆☆

 

地下鉄に乗って (講談社文庫)

地下鉄に乗って (講談社文庫)