小説の浮かぶ空

日々読んでいく小説の感想を自由気ままに綴っていきます。

ふしぎの国のアリス  ルイス・キャロル 著

 

不思議の国のアリス (角川文庫)

不思議の国のアリス (角川文庫)

 

 

あらすじ

”川べりでうとうとしていたアリスが、うさぎの後を追いかけて穴に飛び込んで、どんどん落ちてしまった後にたどり着いたのは、ドアがいくつもある空間。テーブルの上にあった金の鍵を使って、アリスは新しい世界への扉を開ける。その後に数々の冒険が続くとは夢にも思わずに…。時代を越えて読み継がれる永遠の名作。新しい絵とともに、アリスとともにめくるめく旅へ!”

 

The First Line

”いつもの土手の上でした。”

 

ルイス・キャロル著、「ふしぎの国のアリス」を読みました。

 

 

下鴨の古本まつりで見つけて、名作を読んでみようと手に取った。

子ども向けに優しい言葉書かれているけれど、大学生の僕でも読みごたえは十分。今さらながら、読めて良かった。ただ、小学生ぐらいで一度出会っておきたかった。

読んでいて、普段ここまでのファンタジーを読まないから、ついていくのが少し大変だった。子どもの頭やったら簡単なんかも。大人の弊害を感じました。

場面がどんどん変わっていって、次々とキャラクターがでてきて、現実で起らないようなことだらけで、まさしく夢の世界やった。最後、急に元の世界に戻る瞬間なんて、夢から覚めた瞬間そのもの。ふしぎな世界に僕自身も入り込んでいた。

この物語は、言葉がものすごく重要で、想像がものすごく重要で、だからこそ子どもが読むべきで、大人はその大切さを思い出すために読むべき。

翻訳、大変やったやろうな。

夢の世界て、楽しいですね。

 

 

好み: ★★★☆☆☆