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小説の浮かぶ空

日々読んでいく小説の感想を自由気ままに綴っていきます。

悪党たちは千里を走る  貫井徳郎 著

あらすじ

”しょぼい仕事で日々を暮らすお人好しの詐欺師コンビ、高杉と園部。ひょんなことから切れ者の美人同業者とチームを組むはめになり、三人で一世一代の大仕事に挑戦する。それは誰も傷つかない、とても人道的な犯罪計画だった。準備万端、すべての仕掛けは順調のはずだったが……次から次にどんでん返しが!息をつかせぬスピードとひねったプロット。ユーモア・ミステリの傑作長編。”

 

The First Line

”門構えは威圧的なまでに立派だった。”

 

貫井徳郎著『悪党たちは千里を走る』を読みました。

 

 

次から次へと話が進み、でも最後にはすべての伏線が回収されてとてもすっきりできる、そんなユーモア小説。

正直、詐欺師が主人公の小説はあまり好きではなくて最初は読む気がなかったけれど、読み始めてみるとどんどん小説の中に引き込まれて、どんどんページが進んでいった。傑作と謳う小説は基本的に面白くないけれど、これは面白かった。

この小説にはとにかくいろんなイベントがあって、でも散らからずすべてが一本の中に納まっていて、読みやすいしわかりやすいししっかりしている。

詐欺師ってめっちゃ怠け者やけれど、一方でめっちゃ真面目な人がなるんかも。こんなお人好しやったら、多少お金盗まれてもいいかな。うそです。でも、こんな人に子どもの頃に出会ったら、確かになついてしまうかも。これはほんま。

 

 

好み: ★★★★☆☆

 

悪党たちは千里を走る (幻冬舎文庫)

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