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小説の浮かぶ空

日々読んでいく小説の感想を自由気ままに綴っていきます。

サウスポイント  よしもとばなな 著

 

サウスポイント (中公文庫)

サウスポイント (中公文庫)

 

 

あらすじ

”強くひかれあった初恋の少年。子供のころ彼に送った手紙の一節が、ハワイアンの調べに乗って耳に届いた。キルト作家となった私はその歌い手とともに、空と海と大地が接する〈世界の果て〉サウスポイントを訪ねるが……。ハワイ島を舞台に、奇跡のような恋と魂の輝きを描いた物語。”

 

The First Line

”子供の頃、一度だけ夜逃げをしたことがある。”

 

よしもとばなな著、「サウスポイント」を読みました。

 

 

死が隣に潜む恋の在り方。好きなのに、やり場のない想い。でも、そんな心を慰め、また溶け込ませるのがサウスポイント。現実離れはしているけれど、きれいな物語。

よしもとばななさんの小説は、物語はもちろん、文章の表現や描写がきれいすぎてそこに魅かれる。頭に常に美しい海とともにある風景が浮かんでいて、それが小説全体の雰囲気にもつながっていて、読んだというより観たという感覚。

人生の在り方なんて人それぞれやなと改めて感じさせる。夫婦のあり方、家族の在り方、そして自分のやりたいこと。すべて、自分たちのペースでいいんやと思う。

一度恋をした人と、たとえどんなに離れてお互い別々の人生を歩むことになったとしても、いつかまた会えて、その時当時となんら変わらない想いを抱けるそんな素晴らしいことがあろうか。実感がわかないのも無理ないわな。でも、そんな人といつか巡り合いたいなと憧れる。

ハワイにものすごく行きたくなった。そこに、なにかしらの物語がありそう。

最近、海が好きになった。将来、海辺でのんびり暮らしたいな。

 

 

好み: ★★★☆☆☆