小説の浮かぶ空

日々読んでいく小説の感想を自由気ままに綴っていきます。

異人館画廊  谷瑞恵 著

 

異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女  (コバルト文庫)
 

 

あらすじ

”独自の意味を背景や小物として絵画に書き込む手法、図像。英国で図像学を学んだ千景は、祖父の死を機に日本に戻ってきた。祖母が経営する画廊には一風変わった仲間たちが集まっており人付き合いの苦手な千景は戸惑うばかり。そこで千景はある盗難絵画の鑑定を依頼されるが、仲介者が昔から気の合わない幼馴染みの透磨だと知って……!?呪いの絵画をめぐる美術ミステリ!!”

 

The First Line

”"此花千景様 元気にしているか?……" 遺言ともいうべき、祖父が孫娘の千景に遺していった手紙には、それだけしか書かれていなかった。”

 

谷瑞恵著、「異人館画廊」を読みました。

 

 

前作の時計、今作の絵画。僕は前作の方が断然好きかな。前作の温かい少し大人な雰囲気とは違って、この小説は少女漫画的な雰囲気。女子中学生が読んだら面白く感じるかも。定番の三角関係もあります。

絵画は金持ちの趣味なんでしょうね。美術に関して無知でお金持ちでもない僕には無縁の世界やなと思った。でも、興味は少しあるからまだ読む気になれた。図像に関して初めて知ったけど、絵画も奥深いですね。ほんまに深層心理に影響を及ぼすんかな。絵もすごい力持ってますね。

神戸の異人館また行きたいな。

 

 

好み :★☆☆☆☆☆