西の魔女が死んだ 梨木香歩 著
あらすじ
”中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなってしまった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過ごした。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。”
The First Line
”西の魔女が死んだ。”
優しい小説。10代に読んでもらいたいかな。読んでて感じたのは、ジブリの世界に似てるなってこと。
魔女の住む家見てみたいな。ジブリタッチの絵で描写されたらすごく雰囲気でてきれいやと思う。
なんでも自分で決めることの必要さと難しさ。大人でさえなかなかできないこと。常に周りの目を気にすることのわずらわしさとそこから抜け出せないもどかしさ。組織があれば派閥がある。その中で自分を大切にしてしまうと、孤立する。悲しいですね。
僕は、大学で群れに飽き飽きして孤立した。でも、それこそ自分で決めて生きようとしているから充実できてる。でも、やっぱり孤独よ。
結局、何が正しいんでしょうね。僕は魔女に憧れるけれども。
好み :★★☆☆☆☆