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小説の浮かぶ空

日々読んでいく小説の感想を自由気ままに綴っていきます。

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年  村上春樹 著

村上春樹

 

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)
 

 

あらすじ

”多崎つくるは鉄道の駅をつくっている。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。理由も告げられずに――。死の淵を一時さ迷い、漂うように生きていたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時何が起きたのか探り始めるのだった。”

 

The First Line

”大学二年生の七月から、翌年の一月にかけて、多崎つくるはほとんど死ぬことだけを考えて生きていた。”

 

村上春樹著、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読みました。

 

 

波のない、平坦ながらも何かを与えてくれる物語。勇気、自信、友情、愛、、、何かはわからんけども。生きることを考えさせられた。物足りなさは全く感じない。

絶妙な余韻。つくると沙羅のその後が気になるしシロの真相も気になるけど、このままはっきりさせないところもまた一興。

つくるとどこか重なるところも。自分の個性って一体なんなんやろ。僕の名前には色彩はないけど、自分にはどんな色があるんやろか。そして僕の向かうべきところは、、、

人間って、常に孤独と戦う生き物なんかな。裏切られるとぽっかり穴が開いてしまうのは、それだけ相手を必要としていた証拠。僕にも、なくてはならない人は何人かいる。これって幸せなことですね。

 

 

好み :★★★★★☆