小説の浮かぶ空

日々読んでいく小説の感想を自由気ままに綴っていきます。

ロスジェネの逆襲  池井戸潤 著

 

ロスジェネの逆襲 (文春文庫)

ロスジェネの逆襲 (文春文庫)

 

 

あらすじ

”子会社・東京セントラル証券に出向した半沢直樹に、IT企業買収の案件が転がり込んだ。巨額の収益が見込まれたが、親会社・東京中央銀行が卑劣な手段で横取り。車内での立場を失った半沢は、バブル世代に反発する若い部下・森山とともに「倍返し」を狙う。一発逆転はあるのか?大人気シリーズ第3弾!”

 

The First Line

”電脳雑伎集団の平山が夫婦で訪ねてきたのは、十月のとある月曜日のことであった。”

 

池井戸潤著、「ロスジェネの逆襲」を読みました。

 

 

久々の半沢節。ほんまにスカッとするし、子会社にいても容赦なく倍返し。20年後ぐらいに読み返すと今よりもっとスカッとするんやろな。

半沢シリーズ読むと、社会に対して不信感を抱いてしまう一方で、自分の社会人としての理想像と出会えるから楽しい。普段、全体的に「ドラマ化」というものにあまり賛成の立場ではないけど、このシリーズに関してはドラマの続編を求める。

”正しいことを正しいといえること。” 世のため人のためではなく、自分のために働くから世の中の常識と組織の常識がずれてくる。そして腐る。

僕は、多数の流れを信じない。

 

 

好み :★★★★★★