水車館の殺人 綾辻行人 著
あらすじ
”古城を思わせる異形の建物「水車館」の主人は、過去の事故で顔面を傷つけ、常に仮面をかぶる。そして妻は幽閉同然の美少女。ここにうさんくさい客たちが集まった時点から、惨劇の幕が開く!密室から男が消失したことと、一年前の奇怪な殺人とは、どう関連するのか?驚異の仕掛けをひそませた野心作。”
The First Line
”……そして、その嵐の夜は夜明けを迎えようとしていた。”
久々の本格推理小説。余計な肉がなくて、また緻密なトリックが面白かった。仮面→……という推理小説のお決まりは読む前から予測してたけど、それはまぁ読んでのお楽しみ。
最後まで読んでみると、所々に伏線がちゃんとあることに気づく。少し悔しい。また、現在と過去の行き来にも注目。
推理小説は読んだ後疲れますね。ただ、たまには良い。こんな緻密な物語よく思いつくよなって毎回思う。
好み :★★★★★☆