小説の浮かぶ空

日々読んでいく小説の感想を自由気ままに綴っていきます。

市川拓司

ぼくらは夜にしか会わなかった 市川拓司 著

あらすじ 天文台の赤道儀室で「幽霊」を見たと言う早川美沙子と、ぼくら級友は夜の雑木林へ出かけた。だが「幽霊」は現れなかった。彼女は目立ちたがり屋の嘘つきだと言われ、学校で浮いてしまう。怯えながらぎこちなく微笑む彼女に、心の底から笑ってほしく…

恋愛寫眞 もう一つの物語  市川拓司 著

あらすじ ”カメラマン志望の大学生・瀬川誠人は、嘘つきでとても謎めいた女の子・里中静流と知り合う。誠人はかなりの奥手だったが、静流とは自然にうちとける。そして静流は誠人に写真を習うようになる。やがて誠人は静流に思いを告げられるが、誠人にはず…

そのときは彼によろしく  市川拓司 著

あらすじ ”小さなアクアプラント・ショップを営むぼくの前に、ある夜、一人の美しい女性が現れる。店のドアに貼ってあったアルバイト募集のチラシを手にして――。採用を告げると彼女は言った。「私住むところがないの。ここに寝泊まりしてもいい?」出会うこ…